羅臼湖(らうすこ)

往復5kmのトレッキングは素晴らしい自然と出会える

知床峠パーキングから羅臼町寄りに2kmほど下がった場所に、羅臼湖への入林口があります。目立つ看板は立っておらず、駐車場も完備されていないため、初めて訪れると見つけにくい。にもかかわらず夏場はかなりの入山者がいるようで、入林届けのボックスや、自動カウンターシステムがなどが設置されています。また、案内板が立っていたり、随所に木道が整備されるなど、受け入れ体制もしっかりしています。高低差90mしかない限りなく水平な山道を歩くこと2.5km。時間にするとほぼ1時間で羅臼湖畔に着きます。途中5つの小沼があったり、羅臼岳の勇姿を見たりと、まったく飽きのこないトレッキングロードです。一生に一度は訪れて損のないところですが、ここは標高700mを越える山奥ということを忘れてはなりません。それ相応の装備を用意する必要があります。

 羅臼湖を見るための心得
筆者は羅臼湖には2度訪れていますが、いずれの時も感じたのは、安易に入山する人の多いことでした。国道口から1時間ほどでたどり着けるとはいえ、下界の街から見ればかなりの山奥なのは間違いないのです。しかもヒグマの生息地でもあります。このような所でありながら、超軽装備で歩いている人が実に多い。本来であれば日帰り登山レベルの装備は必携な環境なのです。実際にすれ違った人では、水を一滴も持っていない手ぶらの人、熊除け装備を持っていない人、革製のツーリングシューズの人、圧巻はゴム製のサンダル履きのライダー!入口にスクーターがあったのでその人でしょう。ここは山なのです。天候の激変も相応にあるのです。カッパひとつ持たず入山し、突然スコールでも来たらどうするのでしょうか?待避場所は皆無なのです。水も持たずに炎天下で脱水したらどうするのでしょうか?携帯はつながりません。ここは山奥なのだという認識が薄すぎます。羅臼湖を訪れるなら、次の装備は最低限用意のうえ入山してください。

・飲料水:真夏なら最低1L以上必要です
・1日分の食料:骨折など不測の事態に備えて一昼夜過ごせる食料が必要です
・登山靴:またはこれに類する靴
・合羽:簡易なもので構いませんが、真夏でも雨に濡れると低体温症になる恐れがあります
・熊除けグッズ:鈴、ラジオ、笛など自分の存在を熊に知らせること
・帽子:真夏の場合は熱中症予防のために
・汗ふきタオル

 

クリックすると大きなMAPが表示されます

登山道です。入山届を必ず記入のこと

快適な道ばかりではありません。防水機能がある登山靴が最適です

入山者数を計測するカウンターが設置されている

7分ほどで一の沼が見えてきます

20分ほどで到着する三の沼は、このトレッキングで最も美しいポイント。沼面に映る逆さ羅臼岳を撮影するカメラマ小僧が多い。

三の沼を過ぎると大きな湿地帯を通り抜けます。湿地を守るために木道が整備され大変歩きやすい。

木道が切れた頃のルート。この先で突然熊に出くわすかもしれない。終始気が抜けない

出発から40分で四の沼に

さらに15分で五の沼を通過

五の沼を過ぎるとすぐに広大な平原が現れる。羅臼湖を取り巻く湿地帯。
真っ直ぐ湖畔へ伸びる木道が長い。200mほどある
※ 現在は架け替えられて形状とルートが異なっています

ほぼ1時間ちょいで湖畔に到着します。終点にはテラスが整備されており、説明板もあります。筆者が初めて知床を訪れた30数年前は秘境中の秘境で、当然ながらトレイルはなく、地元のYHが年1回のツアーを組んで訪れるに過ぎなかったところ。その頃は、幻の湖と呼ばれていました。時が過ぎ、自分の足で湖畔に立つなどと、そのときは思いもよらないほどの超秘境でした。

 

●料金:無料 ●滞在時間:150分 ●TEL:0153-87-2828/羅臼ビジターセンター ●駐車場:なし / 知床峠から歩くか、バスを利用する。2.7kmある ●バス運行について:バスは3時間おきに4便あります。知床峠から羅臼湖入口までまずわずか3分、210円です。阿寒バスWEBサイト

 

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