根室金比羅神社/高田屋嘉兵衛像

立派な神社ですがお目当ては高田屋嘉兵衛の銅像とステッカー!

金刀比羅神社とは、香川県琴平町の金刀比羅宮を総本宮とし、海上交通の守り神で漁師・船員など海事関係者の崇敬を集めています。ここ根室金刀比羅神社も、北海道の開拓の先駆者であった高田屋嘉兵衛により1806年(文化3年)に創祀。高田屋嘉兵衛といえば、江戸時代後期の廻船業者、海商で、箱館の発展に尽力したほか、国後島・択捉島間の航路を開拓。根室の発展に大きく寄与している人物。ということで、境内に高田屋嘉兵衛の銅像が建っているというわけです。北海道では函館と根室の2像ですから、いかに根室との関係が深かったのかが理解できます。もうひとつ訪れ甲斐があるのが「ステッカー」です! この神社には「旅守」というお守りステッカーがあります。ありますといってもタダではなく500円なのですが、「旅」のお守りステッカーというのは珍しい。商売上手ともいえますが、そこは旅の記念ということで、本土最東端詣での帰りにでもゲットして下さい。

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高田屋嘉兵衛(たかたやかへい) 1769年2月7日(明和6年1月1日)〜1827年4月30日(文政10年4月5日)
 淡路国津名郡都志本村(現在の兵庫県洲本市)に百姓の長男として生まれる。22歳の時、現在の神戸で廻船問屋を営む堺屋に奉公に出る。嘉兵衛はかなりの才覚の持ち主で、わずか6年でお金を貯め北前船を持つまでになる。当時としては最大級の千五百石積みの「辰悦丸」をかって蝦夷に進出。箱館を拠点とし、関西-酒田-箱館を結ぶ商売を発展する。
 商売以外にも多方面に活躍の場を広げる。まずは、1799年から1800年にかけて国後島・択捉島航路を開拓。幾多の漁場も拓いた。1801年(享和元年)には、北方二島開拓の功績で名字帯刀を許され、1806年(文化3年)には、大坂町奉行から「蝦夷地産物売捌方」を命じられまでになり、高田屋はますます発展を遂げる。豪商となった高田屋は、1809年(文化6年)に起きた箱館大火の際は、自身も被災したにも関わらず、被災者に対して食料衣類などの支援、復興のための木材を調達原価で販売するなどの救済・復興事業を率先して行った。
 高田屋嘉兵衛の名を一層押し上げたのは「ゴローニン事件」である。その当時、日本とロシアの関係は非常に冷え込んでおり、1811年(文化8年)5月、軍艦ディアナ号で千島列島の測量を行っていたヴァーシリー・ゴローニン艦長を、松前藩が拿捕してしまう。ロシア側はゴローニン艦長の奪還作戦のひとつとして、1812年(文化9年)9月、たまたま国後島沖に来ていた嘉兵衛の船を拿捕。嘉兵衛ら数名は、カムチャツカ半島トロパブロフスクに連行されてしまう。ところが、現地でロシア語を習得し、担当官であったリコルドを説得し、幕府との仲介役を申し出、ゴローニン救出のために、拿捕から8ヶ月後に釈放される。箱館に戻った嘉兵衛は、幕府とロシアの間を取り持ち、何度も日露間を往復するなど尽力し、1813年(文化10年)9月26日にゴローニンを釈放。9月29日、ディアナ号が箱館を出港し、ゴローニン事件が終結した
 1818年(文政元年)、病気療養のために生まれ故郷の淡路島に戻り、晩年も港湾や灌漑用水路の建設に投資を続けている。1827年(文政10年)4月、背中にできた悪性腫瘍のために59歳でこの世を去った。司馬遼太郎の「菜の花の沖」で小説化され、2000年(平成12年)、NHKでもドラマ化。全5話が放映され、嘉兵衛は竹中直人が演じた。

銅像は本殿の海側にある広場に建っている

1986年(昭和61年)創祀180年記念事業により建立

参道の様子。鳥居をくぐり左の路地を進むと銅像広場へ

社殿はなかなか立派な造り1942年(昭和17年)に造営。戦時中によくこのような立派な社殿を建築できたものです。相当苦労したことでしょう。なお、北方領土には69の神社があり、そのうちの11社の御神体をここで引き受けています。

これがこの神社で入手できる「旅守」ステッカーです。意外と今どきのデザインで、神社っぽくありません

なんと境内には2つの展望台があります。1981年(昭和56年)に根室漁業協同組合により設置

根室の港が見渡せますが絶景感はナシ、と思ったら、夕陽を見るための展望台のようです。次回夕刻に来ます!

【住所】根室市琴平町1丁目4番地
【電話】TEL:153-23-4458
【料金】無料/拝観料
【開館時間】8:30〜17:00(社務所・神輿殿・お祭り資料館)
【定休日】年中無休
【滞在時間】20分
【駐車場】あり/無料

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