春国岱(しゅんくにたい)

世界でも類を見ない奇跡の砂州島、一見の価値あり!

筆者が初めて春国岱を訪れたのは2002年のこと。その後、2007年に再訪すると自然災害のために木道が潰滅。世界的に類を見ないといわれる、砂州の上に存在するアカマツの森に入ることができなくなった。しかし、2009年に修復されたという情報で再々訪。この年初めて春国岱の散策コースを全線踏破。ところが、2014年と2015年と2度に渡り、暴風・高潮・高波災害により再び木道は潰滅。直しても直しても潰滅する散策路をすぐに修復できるほど自治体にお金はありません。そこで、クラウドファンディグを活用し、なんと1億円の調達に成功。2018年(平成30年)3月に最新工法を用いた頑丈な木道が復活。

春国岱は、海流により運ばれてきた砂が数千年をかけて堆積した砂の島「砂州」です。全長8km、最大幅1.3kmと大きく、その砂の島の上にアカマツの森が形成されています。これは非常に珍しいもので、世界的にも類を見ないとのこと。そしてその森が「もののけの森」のような世界であること。野付半島で有名なトドワラのような、立ち枯れていく森の形成をリアルに見られること。など見どころが満載なのです。北海道には何度も訪れておりメジャースポットは制覇したという人は、そろそろ春国岱のような特異スポットに目を向けては如何でしょうか。

災害に強い木道の施工に「ダイヤモンドピア工法」
春国岱の古い木道は、木杭を地面に打ち込み、それに木道を架けていたため、いわゆる基礎が無かったのです。これでは時が経つと木杭がグラグラと動き、暴風雨や高潮で容易に流されてしまいます。そこで今回の修復で採用したのが「ダイヤモンドピア」と呼ばれる基礎を使った木道です。「ダイヤモンドピア」自体はコンクリート製ですが、人が手で運ぶことができる重量なので、重機や運搬車両が入ることができない湿地などに採用されます。施工は簡単で「ダイヤモンドピア」を定位置に設置し、固定ピン(長さ1m前後)を斜めに打ち込んで完了します。従来の木杭とは異なり、上下左右に動くことがなく、強固な基礎を形成します。(写真は知床五湖の木道)

自然災害で破壊された木道(2007年撮影)

破壊された木道(衛星画像)

春国岱の入林口。ここから終始木道を歩きます

水辺に沿って木道を進みます

橋を渡りはじめると絶景の中に取り囲まれます

北海道広しといえども、このような景色の中を歩けるところは他にあるでしょうか?!

アカマツの森が近くなると、立ち枯れの林が現れます

森に入ると、緑の樹木と立ち枯れが混在してきます

この森が砂州の上にあるとは信じられない

森の奥に進むにつれ、樹木の足元は苔などで覆われ「もののけの世界」となる

何とも摩訶不思議な植生が見られる

散策路の終点。来た道を戻ります

【住所】根室市東梅103
【電話】TEL:0153-25-3047/春国岱ネイチャーセンター
【料金】無料
【開場時間】特に規制なし
【滞在時間】60分
【駐車場】あり/無料/未舗装

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