アポイ岳に登ろう

低山ながらこんな楽しい山も珍しい

標高810.6mという低山ながら、日高山脈の南端部(日高山脈からは外れます)にあり、太平洋を望む大パノラマを満喫できます。登山愛好家ならそそられる三角錐の山容は、どの方向から見ても美しい。登山は標高70mのアポイ岳ジオパークビジターセンターをスタート。低山の部類ですが水平移動がやや長く、山頂まで約4.5km、3時間弱かかります。しかし、歩を進めるにつれ植生や景観の変化がめまぐるしく、まったく飽きのこない楽しい山旅になります。低山でこれだけの変化を楽しめる山はそう滅多にありません。登った感覚としては1500mクラスの山と同等でしょうか。季節を変えて何度も登ってみたくなる山のひとつ。

また、この山はアポイ岳ジオパークのジオサイトのひとつでもあります。山塊自体がマントルから成るかんらん岩でできており、世界的・学術的に超貴重な山として研究者の注目を浴びています。花の山アポイ岳といわれる所以も、このかんらん岩が大きな要因となっており、アポイ岳にしか見られない固有種が20種あるというのも、かんらん岩の組成の影響だそうです。そのようなことも勉強してから登ると、まったく違った登山になることでしょう!

総合的に、基本的な登山装備は必要ですが、登山ビギナーでも問題なく登れる入門の山として超お勧めです。

様似・浦河スポットマップ

クリックするとPDFファイルが開きます

前日にキャンプ場入りし早朝からアタック

ご多分に洩れず記帳は必ず!

出発から10分足らずで1合目を通過

しばらくは緩〜い登りが続くので楽勝

大きなクマ除け鐘が1随所に設置。前後でゴンゴン聞こえるのでかなり安心

3合目の標柱とクマ除け鐘。まだ緩い

4合目が近くなると山登りらしくなる

5合目の避難小屋に到着、ここまで1時間15分前後。避難小屋は頑丈で立派

避難小屋の裏手に「携帯トイレブース」がある。山中ではここ1箇所だけ。携帯トイレは必ず持ち歩きましょう

5合目からはガッツリ急登が始まります

森林限界を超えて登山気分全開に!

アポイ岳で最大の感動ポイント馬の背に到着。ここまで2時間ちょうどくらい。山頂まで一直線に続く稜線と登山道が見事な景観です。この先の登りも楽しい楽しい、イイ山道です!

馬の背から登ってきた登山道を振り返る、イイ感じの高度感です

馬の背の先に分岐があり、山頂は左を進みます。右へ進むお花畑コースはお薦めしません

稜線を水平移動したあと、8合目から最後の岩場急登となります。ここから30分弱で山頂に立てる

ついに山頂に到着!筆者の足で約3時間。早い人なら2時間ちょっとで登れるでしょう。しかし、山頂はなぜかダケカンバの林の中。森林限界を超えているにもかかわらず、山頂に樹木が茂っている理由は解明されていないそうです。TOPを満喫したら来た道を戻ります。なお、幌満お花畑コースもあるのですが、花畑は盗掘などにより消滅しているうえ、山腹をトラバースする部分は樹林の中で展望がなく、木の根が張りだし歩きにくいコースです。距離的にもかなり遠回りになるためお薦めしません。

アポイ岳ジオパークビジターセンター

山から下りてきたら、ビジターセンターに入って山旅の反省会!今回は早朝出発のために後回しになりましたが、本当は登る前に観ておいた方がいいでしょう。このビジターセンター、2013年(平成25年)4月にフルリニューアルしています。そのため写真をご覧のとおり、展示ルームは今どきの演出でキラキラ!様似町ではジオパーク構想で躍起になっているため、力の入れ方が素晴らしい。予算もガッチリ獲得しているのだろうし、われわれ旅人もその手に乗らない手はない。旅は楽しんだもん勝ち!

【住所】様似郡様似町字平宇479番地の7
【電話】TEL:0146-36-3601/アポイ岳ジオパークビジターセンター
【料金】無料/入館料
【開館時間】9:00〜17:00
【休館日】期間中無休
【滞在時間】30分(ビジターセンター)/5〜6時間(アポイ岳登山)
【駐車場】無料

こちらも気になりませんか

  1. 相泊世界遺産入林口

  2. 羅臼湖(らうすこ)

  3. 浜勇知(はまゆうち)園地

  4. 根室市歴史と自然の資料館

  5. カムイワッカ湯の滝

  6. オシンコシンの滝