二十間道路の桜並木

5月に来ないと意味がない!内地の人は無理かな〜

北海道遺産に認定されている桜並木。北海道の開拓と深い関係があり、また全国的に見ても非常に規模の大きな桜の道として選ばれたようです。北海道遺産のほかに「日本の道百選」、「さくら名所百選」、「北海道まちづくり百選」、「新・日本街路樹100景」などにも選ばれており、開花の時期には20万人もの観光客が訪れています。というわけで、写真をご覧のとおり日中はず〜〜っと大渋滞。写真を撮るにも渋滞中の車が邪魔で名作は撮れません。光線の具合もありますが早朝に訪れた方が良さそうです。ちなみに今回の写真は12:00〜12:30というお昼時でした。

ところで、この巨大な桜並木はどのような経緯で造られたのでしょうか。1872年(明治5年)、当時の北海道開拓使長官・黒田清隆が当地を視察。日高の風土が馬産地に適していると判断し、宮内省所轄の『新冠御料牧場』を造営。その後、1903年(明治36年)、皇族方が視察に来るということになり、静内方面から牧場まで通じる中央道路を建設。つまり行啓道路を造ったわけです。このとき造った道の幅が36mであったことから「二十間道路」と呼ばれるようになったのです。1間(けん)は1.8m、36m÷1.8m=20間ということです。この道幅36mの道路は8kmの長さがあり、その両脇に桜並木が続いています。現地は写真で見る以上に圧巻で壮観です。この桜の移植は1916年(大正5年)から始まったのですが、苗を植えたのではなく、近隣の山にあったエゾヤマザクラを3,000本、3年かけて移植しています。手がけたのは新冠御料牧場の職員でしたが相当苦労したようです。

このように、桜が咲く時期に訪れると大変素晴らしいですが、桜の時期を外すとタダの広い直線道路です。正直、面白くも何ともありません。ちなみに過去40年間の満開時期を調べると、最も早い日が4月29日、遅い日で5月25日という記録が残っていますが、ここ数年はGW中に満開となっています。全般的には早くなってきており、これも地球温暖化の影響でしょうか。GWに北海道ツーリングに来られる人はかなり少ないかと思いますが、夏だけに限らず春の北海道旅もなかなかイイものですよ〜〜。

桜祭り期間中は、片側の草地が臨時駐車場となります

これは7月末の写真、来る意味ないですね〜

【住所】日高郡新ひだか町静内御料
【電話】TEL:0146-43-2111/新ひだか町役場静内庁舎
【料金】無料
【滞在時間】30分
【駐車場】あり/無料/未舗装

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