謎の日勝峠園地

いつ、誰が、何のために造ったのでしょうか? 立派な展望台と謎のトイレあります

道央・道南側より道東へ抜けるには3本の峠を抜ける必要があります。狩勝峠、日勝峠、野塚峠です。狩勝峠には駐車場と展望施設がありますが、日勝峠と野塚峠はトンネルとなっており、国道上に駐車場や展望施設はありません。しか〜し、日勝峠には国道から外れた場所に展望施設が設けられています。その場所とは日勝峠園地。国道から未舗装林道を1400m走る必要があり、しかもどちらかといえば悪路に近い。クルマなら走れるものの、バイクの場合は、オフロードであっても過積載だとやや難儀します。わずか1400mなのだから、舗装化すれば来場者も増え、園地を造った甲斐があるというものですが如何に。

さて、この峠園地には立派な木造展望台が設置されています(2018年現在老朽化のため閉鎖)。駐車場も未舗装ながらきっちり整備されており、さらに日勝トンネル内の湧水を汲み上げて、わざわざこの場所に放出するという見世物もあります。それなりにヤル気があるのですが、とにかく広報が著しく乏しい。存在を知っている人はかなり少数ではないでしょうか。そして、筆者が表題に「謎」と掲げたのは、この園地の成り立ちを調べても判らないこと。この後ご覧に入れますが、ここには非常に古いトイレが建っています。もうすでに朽ちており、これを使うくらいなら草地でウンした方がマシ。そうなんです、明らかにトイレと展望台の建築年代が異なっているのです。パッと見ですが、朽ちたドアの形状や、剥落しているタイル、折板屋根などを見ると昭和50年代の建築ではないかと思われます。一方、展望台や説明看板などは、経っていたとして20年前後。つまり、現在見られる園地の整備が成される以前からトイレだけは存在していたことになります。

現在通行している日勝トンネルは、1991年(平成3年)の完成。園地はこのトンネルのほぼ真上に当たります。湧水の排出もトンネルがなければ無いわけで・・・・。その整備は同時期だとすると、いったいトイレはいつ、誰が、何のために・・・謎は深まるばかりです。

謎はひとまずおいといて、肝心の展望のお話になりますが、展望台からの景色はお粗末のひと言。何を見せたかったのかよく判りません。そして、稜線まで登れる遊歩道が整備されており、上がってみれば、十勝平野が見えるもかな〜り遠目。しかも手前の山が邪魔。見えるとすれば日勝峠を抜ける国道とトンネルくらい。アクセスの難儀なダートといい、幹線からあえて外れて来ても、う〜ん、展望地としては残念なスポットと言わざるを得ないですね。

日高・平取スポットマップ

 

日高側から十勝方面へ向いた写真、この側道に進入します

林道口にはこの看板が建っていますが、目立ちません

写真ではそうでもなさそうですが、場所によりけっこうガレています

園地の全景。ピンク矢印の辺りまで登れます

トンネルの湧水を汲み上げ豪快に放出するも周囲に垂れ流しです

これが噂のトイレ!男子側のドアは無く、女子側のドアも朽ちており、トイレ内のタイルはほとんど剥落。屋根の折板は真っ赤に錆び果てている。怖くて内部は見ていない!

立派な展望台に登ります(現在は閉鎖)

樹木が邪魔で何も見えません!

展望台は諦め稜線へ向かうことに

遊歩道は綺麗に整備されている

稜線から見た十勝平野。感動値は低い・・・・

【住所】沙流郡日高町字千栄
【電話】TEL:01457-6-2008/日高町観光協会
【開園時期】6月~10月(無積雪期のみ)
【滞在目安時間】20分
【駐車場】あり/未舗装
【アクセス】ダート1400m

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