函館山攻略法(昼間編)-後編

後半は、いよいよ津軽要塞の核心部へ

前半は、函館山ロープウエイ山頂駅・展望台至近の遺構を見てきましたが、後半は約2km先にある千畳敷エリアの核心部へ進みます。前半で訪れた入江山砲台・高地観測所跡から、管理用車両が轍を付けた林道を2km、30分ほど移動歩行となります。この林道の道中には遺構はなく、海や街も見えず、淡々と歩くに徹する移動となります。ホント30分の辛抱です。しかし、その先にある素晴らしい遺構と千畳敷の開放感にそのガマンも忘れることでしょう。

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千畳敷砲台跡エリア

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入江山から30分ほど歩いてくると、屋上にシルバーに塗られた鉄骨を載せる白い建物があります。JR函館山無線中継所です。その手前に最初の砲台遺構が現れます。その前に注意しなければならないのが、林道分岐を右に入ることです。判りにくい分岐なのですが、直進すると千畳敷の原っぱに出てしまい、その途中にあるすべての遺構を通り越してしまいます。分岐には足元にマンホール(砂利道にあるので目立ちます)と茂みの中に「月見台」の表示板が立っています。問題なく右折すると150mほどで最初の砲台跡に到着します。

なお、千畳敷には5〜ヶ所の砲台跡があるのですが、個別名称がありません(過去にはあったと思いますが)。そのため、本誌では総称で千畳敷砲台跡エリアと呼称しています。

遺構へ通じる分岐地点、ここを右へ入ります

茂みの中に立つ表示板

千畳敷で最初に出逢う砲台跡。左奥にあるのがJR函館山無線中継所

脇にある階段を登ると、ここにも高地観測所跡がある

さらに200m進むと小さな電波塔が現れます。その足元に比較的大きな砲台跡遺構があります。立ち入ることはできませんが、地下室も備わっているもので、砲弾の格納庫だったのではないでしょうか。

千畳敷戦闘指令所跡

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電波塔の先50mほどの所に、千畳敷エリアでメインの見所となる「千畳敷戦闘司令所跡」のトーチカがあります。きっちり南北に配置された地下埋設構築物です。1基の砲台跡もあります。当時は屋根もあったのだろうと思われます。この遺構の特筆すべき点は、すべて立ち入ることができることです。今のところは崩落などの危険性はないようで、自由に地下に降りられ写真撮影などができます。この配慮は本当に素晴らしいと思います。地下に降りられるからこそ、ここまで足を運んでくる価値があるというものです。この差は実に大きなものでしょう。なお、このページの最初の写真は、この遺構の上から函館市内を眺めたものです。

地下の写真を見てお気づきでしょうか? そうなんです、非常に綺麗なのです。ゴミもなければ泥や落ち葉など一切ないのです。相当きっちり清掃されているのが判ります。役所で清掃しているのか、愛好家がボランティアで行っているのかは判りませんが、遺構を綺麗に保ち立入を認める、この心意気には拍手喝采といえるでしょう!

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