拝啓、旅人様。

いい施設ですが体力低下を感じます〜北方四島交流センター

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北方領土に少しでも興味があるなら入って損はない施設

この立派な建物は道立の施設で、2000年(平成12年)2月7日「北方領土の日」にオープンしています。まだ元気(力があった)宗男さんの力が働いたという話がありますが、まぁ〜そうでしょうね・・・・。とはいえ、それなりの意義がある施設だと思います。筆者は道産子なのですが、来館して初めて北方領土が国際法上不法な占拠をされているという経緯を知りました。道民であってもいかに北方領土に関心が薄いのか、と反省しきりです。また、北方領土が日本に戻ったらツーリングしたいなぁ〜という思いを抱いた映像を見ることもでき、いい経験と知識を得た施設です。

なぜ北方領土がロシアに占領されているのか?という疑問がすべて解き明かせる施設ですが、政治的でも感情的でもない展示で好感が持てます。特に現在の国後島や択捉島の様子を映像で見られるのはかなりポイントが高い。この映像や写真は、「宗男ハウス」が一躍有名になった日ロ交流訪問で撮影されたもので、島の様子や島民の生活などがかなり詳しく見られます。一本もない舗装路、動かない発電所など、想像以上に大変な暮らしをしていることがうかがえます。北海道への旅は何度も来ている、というベテランの方には特に見てもらいたい施設です。北方領土の認識がガラッと変わるはずです。

ただ、少々残念なのは、維持費が大変なのか、故障した器機が修理できずそのままという状態が目についています。特に映像関係が止まっているのは致命的です。ガンバって存続して欲しいのですが、ロシアとの関係改善の兆しも薄く、あらたな交流資源も増えそうにないため、少々心配しております。

根室市街地スポットマップ

とにかく金がかかっているなぁ〜という印象の立派な造り

開館から18年以上経過していますが、展示内容に大きな変更はないようですから、どうかな〜感はあります

展示室内にあるマルチビジョン。映像は定時上映で見られますが、時間外でも事務室に申し出ると、いつでもONしてくれます。見ないで帰ると後悔しますよ!といえる内容です。

2階の北方資料展示室についてはやや固い内容となっています

無駄に立派な建物、維持費は大変だろうと思います

【住所】根室市穂香110-9
【電話】TEL:0153-23-6711
【料金】無料
【開館時間】:00〜17:00
【休館日】月曜日(5月〜10月は無休)
【滞在時間】60分
【駐車場】あり/無料

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