拝啓、旅人様。

ちょっと堅すぎるかな〜函館市北方民族資料館

ミュシュラン一つ星を獲得した資料館だが・・・

旧日本銀行函館支店を博物館として活用している、歴史的建造物型の資料館。なんと、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2011で一つ星を獲得しています。この建物、1926年(大正15年)建築というのに、なんだか今風ののっぺりとした外観。それもそのはず、昭和30年代の改修で、このようなあっさりしたものに変えているのだそうです。歴史的建造物ファンには残念な改修となっています。肝心の資料展示についてですが、元が銀行だったせいか、部屋割りが大きく、よくいえばゆったりとした展示で、悪くいうと展示がスカスカという感想。展示方法にも創意工夫はなく、ケースに入れて置いてあるだけといった感は否めない。ただし、資料は一級品のようで、筆者のような凡人には敷居が高い。ミシュラン獲得は、この資料の世界的価値からではないかと思われる。主な内容は、アイヌ民族をメインとした、北海道、樺太、千島で生活していた民族の資料展示。ただ、展示品の価値は高くても見せ方が観光的でないため、一般人はそう面白いとは感じないのではと思う。同じカテゴリの資料館である、網走の「北海道立北方民族博物館」に比較するとちょっと悲しいかも知れない。

広々としたエントランス。この段階では、う〜ん、なかなかと感じていたが・・・・

広〜い部屋の壁際に展示があり、中央には展示が少ない

どの部屋も同様に広い部屋はスカスカ

廊下も学校みたいで殺風景

【住所】函館市末広町21-7
【電話】TEL:0138-22-4128
【入館料・料金】300円
【開館時間】9:00~19:00
【休館日】年末年始のみ
【滞在目安時間】30分
【駐車場】ありません

モバイルバージョンを終了