拝啓、旅人様。

歩くけど見て損はナシ!〜フレぺの滝(乙女の涙)

乙女の涙とは誰が名付けたのでしょうか
素晴らしいネーミングです

この滝には川がなく、オホーツク海に面している断崖に地下水層が露出し、水が湧出しているものです。遠目からしか見ることができないために、湧出している水が涙のように見えこの名称がつきました。しかし、実際に直近まで行くことができれば、けっこうな勢いで吹き出しているのではないかと思います。全国的にも地下水の滝はそう多くはありませんが、その中でも特に美しい部類に入ると思います。また、滝を見るためには、知床自然センターの駐車場に車輌を停め約1kmほど歩きますが、この遊歩道はエゾシカの宝庫で、途中で数十頭の野性エゾシカに遭遇し、知床の大自然を肌身で感じられる場所となっています。初めての北海道では、なかなか歩くという時間は取れませんが、何度か訪れることができれば、ここのようにゆっくり歩いてこそ、旅の醍醐味は増すのです。

滝までの遊歩道は整備度よく歩きやすい

ほんとに鹿だらけです

滝には木造の展望台があります。ここに登らないとちょっと見えません。木柵の向こうは垂直な断崖絶壁。けっして身を乗り出さないように。

フレペの滝へは、知床自然センターから歩きますが、途中、アップダウンがあるのでそこそこ息切れします。実は、センターの200mほど手前に、旧林道があり、現在でも徒歩での通行は可能です(昔は滝まで車両で乗り入れられたのです)。ここから歩くとアップダウンもなく、距離も短いのでお薦めです。ただし、バイクを国道脇に放置しますので、気になる人はNGでしょう。なお、クルマの駐車は禁止となっています。

国道沿いにこのような所があります

直線で緩い勾配の遊歩道

 

●料金:無料 ●滞在時間:40分 ●住所:斜里郡斜里町大字遠音別村字岩尾別 ●TEL:0152-23-3131/斜里町観光協会 ●駐車場:あり/無料 ●営業時間・定休日:特に規制なし ●GPS:北緯44°05′28″東経145°01′22″

 

モバイルバージョンを終了