2019年時点で、トンネル本坑貫通から34年。いまさら青函トンネル?という時間が過ぎました。建設当時は世界最長でしたが現在ではその座を譲っています。青函トンネル関連では、青森の青函トンネル記念館やトンネル出口広場などがありますが、最盛期に比べれば、来場者はグッと減っています。この福島の記念館も然り。ですが、2005年にフルリニューアルされたこの建物は、15年近く経過した今でも斬新なデザインで、圧倒的な存在感があります。元々、トンネルが完成する前の1973年(昭和48年)に「道立」の資料館として開館しましたが、老朽化を理由に2002年(平成14年)に閉館。ところが福島町が奮起しまして、2005年(平成17年)に同地に「町立」として完成させたのが現在の記念館です。ハッキリ言って、道立よりも町立の方が10倍素晴らしいです!!
建物のコンセプトはズバリ、トンネル! 2本の大きな金属製ドームを並列に設置し、内部を展示室やシアタールームとしています。とにかくこの基本設計が抜群に素晴らしい。福島町も腕のいい建築事務所に依頼したものです。目利きが良かったのか、運が良かったのか・・・。いまさら青函トンネル?と思いの方もおられるでしょうが、一歩足を運ぶだけの価値は十分にある施設ですので、素通りせずにぜひ中を覗いてみてください。
道立時代の旧資料館
現在の資料館を真横から眺める
内部展示室の様子です。これ以上は詳しくご覧に入れない方がイイでしょう!
2本のドームの間は通路に
展示ドームの向かいにはシアタールーム
【住所】松前郡福島町字三岳32-2
【電話】TEL:0139-47-3020
【入館料】400円/横綱千代の山・千代の富士記念館共通券700円
【開館時間】9:00〜17:00
【定休日・休館日】期間中無休/12月〜3月まで休館
【滞在目安時間】40分
【駐車場】あり/無料
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