意外(失礼!)と見応えある妹背牛郷土館

そもそも妹背牛町って知らないですよね!?

北海道に妹背牛町(もせうしちょう)という町があること自体、道外に住む方々は知らないでしょうか。道民で50代以上の方であれば、1978年(昭和53年)の妹背牛商業高等学校女子バレー部の全国優勝を記憶していることでしょう。当時、これは北海道では大ニュースになりましたから。でも、妹背牛といえば、それだけでしょうか・・・・。これといった観光資源はなく、しかも町自体が国道12号、275号、233号に囲まれているものの、町内を通過する国道はナシ。道南・道央から道北に移動する際、カスリもしないのが妹背牛町です。

さて本題に入りますが、この妹背牛町の旧村役場であった建物を活用して、郷土資料館が運営されています。建物は1931年(昭和6年)に建築されたもので、歴史的建造物というまで古くはないものの、その外観がとてもユニーク。牧歌的な屋根の形をした可愛らしいもので、明治期のフランス風デザインだそうです。筆者としては、古き良き農家の屋根かな!っていう見方ですが。寄棟屋根の先端近くをわざわざ折り曲げており、造る方とすれば面倒くさい構造になるわけで、まぁ〜イヤらしい屋根ではあるのですが、菱葺きのトタンが絶妙に似合っています。外壁は昭和初期らしい板張りで、純白の洋風上げ下げ窓を配すなど、今見ても可愛らしいのですから、建築当時は相当モダンだったことでしょう。歴史的建造物が好きな人なら立ち寄る価値は高いと思います。

内部は館名の通り民俗資料館となっており、なんと入館料は無料。内容は特に目を見張るものはないのですが、小綺麗にまとめられた資料室となっており、薄暗〜くカビ臭〜い感じとは無縁。外観だけを楽しみに来た人でも、ちょっと中も覗いてみましょう。

ちなみに、冒頭で紹介した、女子バレー部が全国優勝した妹背牛商業高等学校ですが、少子化と人口減少のため2009年(平成21年)3月に閉校しています。元全日本女子バレーのキャプテンを務めた、吉原知子の出身校でもありました。

敷地内に建つ石柱。村役場として建築されたが碑銘は町役場跡になっている

モダンですね〜

館内展示室の様子

【住所】雨竜郡妹背牛町字妹背牛247番地の2
【電話】TEL:0164-32-2081/町民会館
【入館料】無料
【開館時間】10:00~16:00/内覧には町民会館(隣接)に申し出る
【休館日】毎週月曜日
【滞在目安時間】20分
【駐車場】あり/無料(隣接の町民会館)

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