拝啓、旅人様。

地味すぎるか〜しおかぜ公園

森繁久弥の銅像が建つポケットパーク。他になにもないが・・・・

1960年(昭和35年)に製作された、戸川幸夫「オホーツク老人」が原作の映画「地の涯てに生きるもの」の記念像が建つ小公園。隣には映画に主演した森繁久弥直筆の「知床旅情」の碑もあります。その記念碑「オホーツク老人」像の顔は森繁久弥がモデルで、にっこり笑顔が素敵です。まぁ〜ただそれだけの公園なのですが、ご年配の方には人気のようで、マッカウス洞窟で旅行中のおばさんに所在地を訪ねられました。2009年11月に森繁氏が亡くなられたとき、ニュースでこの公園の銅像がよく登場しました。話のタネにはなりますので、興味ある人はお立ち寄りください。

羅臼スポットマップ

「地の涯てに生きるもの」と逸話
1960年製作の映画で、ロケ地はここ羅臼。当時は知床といっても誰も知らない辺境の地だったようで、この映画がヒットしたため知床が有名になり、国立公園認定を後押ししたとさえいわれています。撮影の時、村人から熱い歓迎と世話を受けたことから、感激した森繁久弥が村を去るときに、即興で作り贈った詩が「知床旅情」の元となった「サラバ羅臼」。映画や詩が地域振興の大きな転換点となった好例です。ある意味、この小公園は知床国立公園発祥の地とさえいえるのかもしれません。

 

 

●料金:無料 ●滞在時間:5分 ●住所:目梨郡羅臼町共栄町 ●TEL:0153-87-2162/知床羅臼観光協会 ●駐車場:あり/無料  ●GPS:北緯44°01′35″東経145°12′08″

 

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