和田屯田兵村被服庫(北海道指定有形文化財)

被服庫としては現存する最後の一棟

1885年(明治18年)に建てられた、屯田兵の被服庫としては現存する最後の一棟です。バルーンフレーム構造という特殊な軸組を持つ建物で、札幌の時計台と同じ構造で造られているのが特徴。幾度か移築を繰り返しており、現在地には1968年(昭和43年)12月に移転。内部は和田屯田記念館として一般無料開放していますが、管理者は常駐しておらず、逐一電話で呼び出す必要があります。基本的な管理者は花咲港にある「根室歴史と自然資料館」なのですが、そこから来るには15分ほどかかるため、近くの農家の方に開・閉場を委託しています。まずはこの農家に電話するのですが、作業で電話が繋がらない場合は、先の資料館から駆けつけてくれます。とにかく時間がかかるため、どうしても内覧したい場合は、前もって電話連絡し時間を合わせた方がいいでしょう。内部には展示物が少しありますが、やはり見どころは建物の構造です。ここに足を運び内覧までとなると、相当マニアックな人ということになります。北海道の開拓史や屯田兵に興味がある方はぜひ!!

バルーンフレーム工法とは 現在のツーバイフォー工法の前身となったもので、アメリカの開拓時代、熟練技術を持たなくても家を建てられるということから急速に普及し、アメリカの開拓に大いに貢献した工法。札幌時計台に採用されているのも、当時、アメリカから農業技術を得るために技術者を招き入れていたためで、日本独特の建築様式では熟練の技術が必要であり、屯田兵でも建てられるこの工法が受け入れられたのだろうと思われます。なお、現在のツーバイフォー工法ではほとんど採用されておらず、プラットフォーム工法により施工されています。

両サイドにつっかえ棒がありますが、バルーンフレーム工法とは関係ありません。単なる倒壊防止策でしょう

笹原の傍らにあり絵になります

現在の内部の様子。補強のために中間柱が建てられています。相当老朽化が進んでいます。

2006年当時の内部の写真。中間柱(補強)はありません。

【住所】根室市西和田568-2
【電話】TEL:0153-25-3842/管理人宅
【料金】無料
【開館時間】9:30〜16:00/要呼び出し
【休館日】毎週月曜日・祝祭日
【滞在時間】10分
【駐車場】あり/無料

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