アポイ岳ジオサイトの中で、ほぼ全線が未舗装路になっている幌満峡エリア。フラットダートで特段走りにくくはないものの、道幅が狭いため対向車には要注意。このエリアのジオサイトの特徴は、すべてのポイントが「かんらん岩の露頭」であること。かんらん岩は深成岩であり、マントルを形成する岩石のため、通常地表にはない。地殻プレートの衝突により迫り上がり日高山脈が形成。この際、マントル部分が地表に露出したのです。この幌満峡は約8kmに渡ってかんらん岩が露出している渓谷ということで、学術的・世界的に貴重な存在だそうです。ということですが、往復16kmの砂利道、いったいどれほどの旅人が訪れるのでしょうか・・・・。(画像クリックでPDF拡大します)
第2発電所かんらん岩露頭 ここは幌満峡エリア最初のジオサイト。すべてのジオサイトには、このように立派な石柱と説明板が設置されています。そのため観光に来ています気分は味わえます。
「スゲ〜かんらん岩の露頭だよ〜〜」と感動する人は尊敬します(>_<)
ダートのスタート地点に説明板あり
「ゴヨウマツ記念碑」ジオサイトに到着
ここには天然記念物記念碑が立っています
記念碑の脇から川岸に降りられます。そこから眺めた景色がこれ。対岸に見える樹林帯が、キタゴヨウの北限自生地として1943年(昭和18年)に国の天然記念物に指定されています。が、植生に詳しくない人が眺めても、ただの森にしか見えません。また、川岸に見える岩はかんらん岩。おぅ〜かんらん岩だらけだぁ〜と感動するかなぁ〜・・・・
「不動の沢」 林道に交差する小さな沢で、赤い屋根の不動明王の祠が目印
この露出している岩は凄い代物だそうです、学術的に・・・
第2発電所えん堤 このコンクリート製の構築物が目当てではなく、周囲にある岩が凄いのだそうです、学術的に・・・
幌満川稲荷神社 林道脇に突如現れる真っ赤な鳥居。石段を登るとそこにも真っ赤な社が。これは1936年(昭和11年)、この渓谷に水力発電所を建設した会社が建てたもの。現在でも綺麗に維持管理されており、バイオトイレも設置されている
幌満ダム(第3発電所えん堤) このダムまでは狭い渓谷ですが、ダム湖の奥は広々とした空が現れます。例のかんらん岩の渓谷がここで終了しているため、ダムから奥は地質が異なるのです。素人でも違いが理解できるポイントです
ダムから奥は特に見応えのあるスポットもジオサイトもありません。ここで来た道を引き返します。ダート8km頑張って帰りましょう。
様似ダム周辺のジオサイトエリアですが、あまりに学術過ぎて観光的要素はなし・・・・(画像クリックでPDF拡大します)
様似ダムのレンズ状砂岩 ダムの近くということで立ち寄ってみましたが、案内板があるのでこの場所と判るものの、一帯どの部分のことを言っているのか・・・・。うわぁ〜スゲ〜と思う人は、地質学を勉強している人だけでしょうか?!
ちなみに至近に様似ダムがあるので立ち寄りました。ダム石碑にはジオサイトの案内板も立っています。
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