1980年(昭和55年)に開設された、馬に関する専門の資料館。同敷地内に郷土博物館もあるのですが切り分けて開設。一般的には、郷土博物館の馬事コーナーとして取り扱ってもよかったはずですが、そこは馬産地の意地を見せたのでしょうか。さて肝心の内容ですが、馬の事始めから、開拓時代の馬、交通手段としての馬、そしてサラブレッドまでを、20のコーナーに分けて細かく解説しています。しかし、いかんせん、開設以来おそらく展示内容の更新はされていないであろう状態で、とにかく古めかしい。入館料は無料なので文句は言えないのですが、せっかくの一級展示品も貧粗に見えてしまいがち。JRAさんも少しは資金を入れて、そろそろ改修してもいい頃ではないでしょうか。まぁ〜馬好きの人であれば、無料でもあるので足を運んで頂きたい施設です。
資料館のエントランスホール。資料室はエントランスを取り囲むように配置されるワンルームとなっている
国道口には「優駿の門」がある。これをくぐると郷土資料館と馬事資料館(右手の茶色の建物)が建つ
資料室はそれほど広くはない。写真3枚でほぼ全景が入る
目玉展示といえる「ヒンドスタン号」の剥製。日本で五冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞・天皇賞・有馬記念)を達成したシンザンの父。イギリスで競走馬として活躍していたもので、引退後、種牡馬として日本に輸入され、種付頭数636頭、産駒数454頭。その中から中央競馬における重賞勝馬は46頭を数える。
【住所】浦河郡浦河町字西幌別273-1
【電話】TEL:0146-28-1342
【入館料】無料
【開館時間】9:00〜16:30
【休館日】毎週月曜日・祝日・年末年始
【滞在時間】20分
【駐車場】あり/無料
Copyright © 拝啓、旅人様。. All Rights Reserved.