正面突破で夜景は撮れません!
現在の函館山は年間を通じ季節関係なく、また、休日平日の区別なく山頂展望台は大混雑します。言わずと知れた大陸からのお客様の大挙が原因。まず、三脚を立てての写真撮影は絶望的です。仮に立てられたとしても、群衆の動く振動で長時間露光撮影ができません。強力な5軸ブレ補正機構が付いているカメラなら話は別ですが・・・・。しかし、この混雑を回避し、安定した夜景撮影ができる方法があります!
作戦その1:ロープウエイ最終便40分前に登頂する
11月中旬閑散期といえる時期でも、日没前にこれだけの人がおり、夜景時刻になると、この10倍くらいの人数にふくれ上がる!三脚はおろか、手摺りに近づくのも至難となります。
この登頂法が、混雑を回避できる最も有効な手段です。
この方法の場合、展望台滞在時間が30分に限られますが、夜景の撮影目的であれば十分な時間です。
効果その1 観光バスの頂上滞在期限が21:30まで
観光バスは21:30以降、山頂駐車場から降りなければならないルールがあるため、一気に団体客が減ります。
効果その2 21:30になると営業写真店が片付けを開始する
展望台の左翼エリアを営業写真店が占拠しています。そのため一般客は撮影中このエリアに長居できません。しかし、21:30以降は営業が終わるため、三脚を立ててゆっくり写真が撮れます。
効果その3 21:30になると下山客が激増する
21:30を過ぎると、なぜかロープウエイで登ってきた客が一気に降り始めます。下山最終便は22:00ですが、展望台に残っていると、終発5分前に係員が声掛けを始めるため、降りそびれることはありません。
作戦その2:4月15日から24日までの期間限定でクルマで登る
山頂の駐車場の様子。きつい傾斜があり台数も20台程度と小さい。日没後はタクシーなどの営業車に占有されるため、早めに登る必要がある。
函館山の登山道路は、冬期間は一切の車両は通行禁止となります。つまり、冬期はロープウエイでしか登れないということになります。しかも、4月25日から9月末日までは、17:00〜22:00までの時間、営業車以外の車両の通行もダメ。夜景が撮れる一番おいしい時間帯はマイカーで登ることができないのです。しかも、早めに登って22:00以降に降りれば!?という作戦もNG。この時間帯にマイカーが山頂に存在すること自体が許されません。ところが、函館山登山道路には摩訶不思議なフリースポットが存在します。
降雪状況に寄るのですが、著しい問題がない限り、基本的に4月15日に冬期規制が解除されます。そして、マイカーの時間規制が始まるのが4月25日から。つまり、4月15日から24日までの間は、マイカーの時間規制がありません!。なぜ、このようなおかしなコトになっているのか不思議なのです。4月15日の解除日から規制すればイイものを、しないんですね〜。ということで、この10日間に限り、マイカーは一切の時間規制なく山頂に登り居続けられます。駐車場に停めた後は、混み具合、天候などの様子を見ながら、時間を気にすることなく、じっくり最適な撮影チャンスを狙うことが可能になります。当ページの夜景写真はそうして撮影しました。撮影は4月17日20:40です。
最後になりますが、バイクと自転車は365日24時間通行禁止です!間違っても登らないでください。