北斗市にあるマニアックスポット7連発!

松前藩戸切地(へきりち)陣屋跡

1854年(安政元年)、日米和親条約締結による箱館港の開港にともない、翌年、幕府は松前藩に陣屋を構築させ守備に当たらせました。その跡地がここになります。手裏剣のような形をした四稜郭形状をしており、6つの砲座がある洋式築城で、函館市街地の五稜郭と、陣川町にある四稜郭と同類のものです。函館戦争の際、駐屯していた兵が自焼して逃げたため建物は残っていません。 周囲は高さ2.6〜3.5mの土塁と、深さ2.7〜3.4mの空堀が巡らされ、南に表門、北に裏門があり、門内正面に遮蔽土塁も健在で、保存状態はとても良く見応えは充分あります。函館に四稜郭が二つあるということはあまり知られてはいませんので、マニアの人はゼヒ足を運んで貰いたいスポットです。

復元整備度が高く、立派な門が造られている

異常なまでに広大な駐車場完備。花見対応と思われます

往時のまま土塁がきれいに残る

場内の復元整備は抜群で説明板などの充実。無名に近いが立派な観光スポットといえます

【住所】北斗市野崎66-10
【電話】TEL:0138-73-3111/北斗市役所
【開場・休場時間】特に規制なし/立入自由
【滞在目安時間】20分
【駐車場】あり/無料/未舗装/トイレあり

箱館戦争無縁墓地

1868年(明治元年)10月24日、現在の北斗市大野地区で激戦があり、その際に戦死した新政府軍の兵士2〜4名が葬られているとされる墓があります。一般の墓地の脇にポツンと墓があるのですが、裏には福山藩・千賀猪三郎、松本喜多治の2名の名前が刻まれています。戦闘では8名が死亡しており、内4名は近くの光明寺に墓があるとのことで、残り2名は不明なのですが、一緒にここに入っているのではないかという説があります。いずれにしても、箱館戦争では戦死した兵士の墓は、戦場に埋葬されている場合が多く、各地に戦場墓があります。ここのそのひとつなのですが、あえて足を運ばれる人は、マニアな方だけでしょうか。

隣にある墓地は箱館戦争とは無関係

道道756号沿いにあります

【住所】北斗市南大野
【電話】TEL:0138-73-3111/北斗市役所
【開場・休場時間】特に規制なし/立入自由
【滞在目安時間】5分
【駐車場】あり/無料/未舗装

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