標高115mの稲荷山の頂に13基ものストーンサークルがあります。一基のサイズは2~5mと小型ですが、これだけ数がまとまっているのは、北海道では珍しいでしょう。1952年~1955年に渡り、東京大学考古学研究所が調査すると、サークルの下から朱漆が塗られた弓やヒスイの飾玉が出土。縄文時代後期の墓であることが判り、1956年(昭和31年)に国指定史跡に認定されています。同じ縄文でも、竪穴式住居跡が見られるような遺跡とは異なり、かなり趣向が異なる遺跡です。国道12号脇にありアクセスに難はなく、5~6分ほど歩く径もよく整備されているなど、無名な遺跡ではあるものの、この手のスポットに興味がある人なら、お薦めの遺跡といえます。
国道口には大きな看板が立つ
スリッピーな未舗装路が200m
駐車スペースは狭い
よく整備された階段を登ります
駐車スペースから5〜6分歩くと、開けた台地に出ます。昭和初期に建てられた石碑が歴史を感じさせます
大小のストーンサークルが狭いエリアに散在しています
【住所】深川市音江町字向陽171-1
【電話】TEL:0164-26-2343/深川市教育委員会
【入場料】無料
【開場時間】特に規制なし
【休場日】特に規制なし
【滞在目安時間】30分
【駐車場】あり/無料
Copyright © 拝啓、旅人様。. All Rights Reserved.