「吾輩は猫である」で、著名な夏目漱石。なんと、その夏目漱石が、北海道民だったというのをご存じでしょうか!? 漱石は岩内郡岩内町に、1892年(明治25年)から1914年(大正3年)までの22年間、本籍を置いていました。現在、漱石が戸籍上に登録していた住所に「夏目漱石在籍地の碑」が建っています。なんともびっくり! 何も知らずのこの石碑を発見したら「ナニコレ!?」って、誰でも驚くでしょう。では、なぜ北海道の岩内町に籍を置いたのか? それは未だに謎ということですが、当時、北海道では本籍の戸主は徴兵されないというルールがあり、漱石は徴兵を逃れるためにわざわざ北海道に本籍を移動したという一説があります。また、家督相続の都合で移動したという説もあるのですが、どれが本当なのかは判っていません。判っているのは、本当に本籍が岩内町に登録されていたという事実です。ところが、実際は漱石は一度も北海道には来ていなというオチもつきます。この話は本当か?! と、お疑いになる人もおられるかと思いますが、岩内町の郷土資料館「郷土館」に行くと、本物の夏目漱石の戸籍謄本が展示されています。ぜひ、実物を確かめに岩内まで足を運んで見てください!
個人宅の敷地内に碑が建っていますので、静かに見てください(道路が広いので短時間路駐できます)
「郷土館」に展示される戸籍謄本
【住所】岩内郡岩内町御崎13-9
【電話】TEL:0135-62-1011/岩内町役場
【入館料・料金】無料
【営業・開館時間】特に規制なし
【定休日・休館日】特に規制なし
【滞在目安時間】5分
【駐車場】短時間路駐可能
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