2004年(平成16年)11月、稚内港北防波堤ドームに似た構造の防波堤が宗谷岬近くの宗谷港に誕生しました。正式名称は、宗谷港北防波護岸「てっぺんドーム」。1999年(平成11年)度に着工し、5年の歳月と事業費20億円を投じて完成しています。てっぺんドームという名称は一般公募で決まり、稚内市立宗谷中学校1年生(当時)の相原舞子さんが名付け親。まさにドンピシャリのネーミングです。さて、この構築物は、全長265m、高さ7.6mの上下二層構造のダブルデッキ方式。上部は一般者立ち入り自由の展望台として開放されています。サハリンの島影や宗谷岬を見渡すことができます。さらに、「くじらくん」という高波警報装置を設置。この見慣れない装置、珍しいものなのでぜひ一度ご覧ください。下部の岸壁とドーム内側は、風雪や越波の影響を遮り作業ができる漁船の陸揚げ施設となっています。来訪の際は、作業の邪魔にならないように注意しましょう。
上部デッキの様子。煙突のような物体が、高波警報装置「くじらくん」
北防波堤ドームと異なり、質実剛健のムードなしの形状。別に観光用に造ったわけではないが、20億円かけたなら、もうちょい冒険してもらいたかった!
●料金:無料 ●滞在時間:15分 ●住所:稚内市宗谷村宗谷 ●TEL:0162-24-1216/稚内観光協会 ●駐車場:あり/無料 ●営業時間・定休日:特に規制なし ●GPS:北緯45°31′18″東経141°56′39″
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