あまりにマニアック!〜男爵いも発祥の地碑

100年経っても栽培されている男爵いも、これって凄いことなんです

函館ドックの取締役だった、男爵・川田龍吉がジャガイモの苗種11種を輸入し、清香農園にて試験栽培したのが「男爵いも」の始まりです。1947年(昭和22年)に建立された記念碑が当地に建っています。もともと、川田男爵が栽培を始めたイモを自ら命名したわけではなく、知人の村田惣次郎とともに試作を重ね、当該品種が病気に強いうえ早く実ることが判明。さらに品質も収量も良いということから農家の間で評判となり栽培が拡大。その後、七飯農業会で男爵イモと命名したものです。栽培の始まりからほぼ100年。ひとつの品種がこれほど長い間消え去ることなく栽培され続けていることは、農業の世界においては非常に珍しいことなのだそうです。


川田龍吉
(安政3年3月14日(1856年4月18日)〜1951年(昭和26年)2月9日)
江戸時代の末期に現在の高知県土佐で出生。身分は郷士。父親の川田小一郎は、岩崎弥太郎とともに三菱グループ創設した人物で、日本銀行3代目総裁。慶応大学卒業後、21歳の時イギリスへ留学し造船技術を学ぶ。7年間の留学時代、欧米式の農業にも触れたといわれる。帰国後、三菱製鉄所三等機関士として入社。続いて日本郵船機関監督助役を経て、横浜ドック社長に就任。40歳の時、父親が急死し男爵位を継ぐ。1906年(明治39年)に函館ドックの社長に就任し北海道へと渡る。函館ドックの再建を果たした1911年(明治44年)に退社。その後、北海道農業の近代化に着手し、米国式の農業機械を多数輸入し、農業の機械化に寄与する。92歳の時、トラピスト修道院で洗礼を受け、3年後の1951年(昭和26年)に生涯を閉じた。

 

 
 

国道沿いの未舗装側道脇に建てられています

男爵いも資料館

2013年まで北斗市に男爵資料館があったのですが閉館。なかなか見応えのある資料館でしたが、2018年、七飯町に「道の駅なないろ・ななえ」がオープン。同敷地内に、2019年4月、男爵いも資料館が開設されました。北斗市にあった男爵資料館の史料を移設したものと思われます。ぜひ足を運んで見てください。現在未取材ですので、取材完了後追記いたします。

北斗市にあった旧男爵資料館

【住所】亀田郡七飯町鳴川1丁目4
【滞在目安時間】5分
【駐車場】あり/無料/未舗装

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