石狩平野の展望抜群_達布山展望台

明治の開拓期に要人が多数訪れた由緒ある展望地

石狩平野を海に例えると、夕張山地から岬のように突き出た標高143.8mの小山が達布山。山頂は古くから展望台が造られており、石狩の開拓計画を練るため、多くの要人がこの地を訪れているというスポット。板垣退助、永山武四郎、榎本武揚、山県有朋、山田顕義、井上毅といった、そうそうたる面々で、北海道にあまたある展望台で、これほどの要人が訪れた所はほかにあるだろうか。北は砂川から正面に月形、新篠津、江別、南に北広島、恵庭という広大な展望が得られるスーパービューポイント。現在の山頂には、蓮の花を開いたような優美な形の展望台が建ち、このスーパービューを堪能できます。そのほか、山頂には2等三角点が設置されており、その設置時期は1911年(明治44年)という古さで、北海道開拓の重要拠点であったことが理解できます。道央自動車道三笠I.Cからほど近く、幹線の国道12号からも4kmほどで、天気に恵まれれば気軽に立ち寄れる好位置にあります。

 
 

達布山山頂の全体像

展望台は円形で360度の展望がある

展望台から石狩平野を望む(クリックで拡大表示します)

1911年(明治44年)設置の2等三角点

【住所】三笠市いちきしり776
【電話】TEL:01267-2-3591/三笠市教育委員会
【入場料】無料
【開場時間】特に規制なし
【休場日】特に規制なし/冬期閉鎖
【滞在目安時間】15分
【駐車場】あり/無料

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